片渕須直監督 現在制作中新作についてトーク(新潟国際アニメーション映画祭)

2023年3月17日から22日まで開催される第1回新潟国際アニメーション映画祭のイベントで18日の『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の片渕須直監督のトークショー付きで観たら行くかどうか迷っていた19日にある次回作についての無料トークショーに行くことを決心しました。(18日のイベントについてはこちらで書いています)要事前予約となっていたのですが、流石に前日の夜には事前受付は終わっていて、当日受け付けますみたいな事が書いてったのでちょっと早めに13時開始予定のところ11時頃に会場に行ってみました。「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」片渕須直監督 現在制作中新作についてトーク

FUJIFILM X-T3 (18mm, f/10, 1/640 sec, ISO320)
会場は新潟日報本社メディアシップの最上階20階の「そらの広場」
FUJIFILM X-T3 (18mm, f/6.4, 1/26 sec, ISO2000)
流石に2時間前着いたら会場設営は終わってたが(前日もイベントが有った?)人っ子ひとり居ねぇぇぇぇぇぇぇ
誰か居たら事前予約なくても参加できるか聞こうと思ったのにね。
しょうがないので早めの昼ごはんを取って12時ちょっと前に行ったら準備が始まってました。
FUJIFILM X-T3 (28.9mm, f/5.6, 1/42 sec, ISO160)
準備作業が始まっていたので作業している人に聞いたら事前予約していなくても入れるとのことだった12時半から入場だから少し待っててね。ってことだったので展望スペースを見て回ってました(この件は後日記事にしようかなと思います)
席は90人分ほど用意されてたようですが、それ以上入れてたかもしれません。
FUJIFILM X-T3 (18mm, f/6.4, 1/26 sec, ISO640)
FUJIFILM X-T3 (55mm, f/6.4, 1/80 sec, ISO1000)
片淵監督の次回作は平安時代の枕草子を書いた清少納言が出てくることを伝え聞いていたので、モニターに写っている子どもたちは清少納言かと思いったらどうやら違うようです。今回の新潟国際アニメーション映画祭のトークショー向けに急遽着色した素材だそうです。
13時になり片淵監督が登壇してトークショーが開始
内容をボクの忘備録的に簡単に箇条書きでまとめてみます。
順不同です。ボクの記憶間違いがあるかもしれないので正確じゃないです


●タイトル発表を新潟国際アニメーション映画祭で発表しても良かったが5月に発表会を予定していた
●新作のタイトル発表は5月に結構大々的に行う予定。その時にパイロットフィルムを流す予定
●プロデューサーには『この世界の片隅に』『マイマイ新子と千年の魔法』のプロデューサーに入ってもらっている
●マイマイ新子を制作時に防府には平安時代に幼少期の清少納言が居たことがわかっている
●周辺のことまで調べていっているうちにこの世界の片隅にの制作に突入してしまった
●枕草子は義務教育で習うはずだが「春はあけぼの~」とか風流な書物のように捉えられるが、実は当時のドキュメンタリーとして書かれている
●枕草子には清少納言にスパイ容疑がかけられている話が書かれている
●枕草子での清少納言の表現は表現が場面の描写が細かい、そのまま絵コンテに使えるのでは?くらいに詳細である。清少納言にカメラを持たせたら面白い写真が撮れるかもしれない
●枕草子は映画向きの話である。実写では難しいがアニメでは可能である
●この世界の片隅にでは80年ほどの出来ごとを引き寄せることができたが千年前の平安時代の出来事も色々な日記のような書物にがあり意外にも詳細なことがわかり引き寄せることができそう
●平安時代の宮中での女性は十二単を常に着ているイメージがあるが実はそうじゃない。
●実は夏には夏服のような透けたものを着ていたそうだ
●平安時代にもかき氷が存在した
●平安時代に疫病が流行った。天然痘、マラリア、インフルエンザ、麻疹。位の高い人は治療を受けれた。人数もわかっている。位のある人で当時なくなった人のリストを作ってみた。
●京の町は半数の人がなくなった(おそらく大げさ)と記録があるが枕草子には書かれていない。当時の幸せな事しか書かれていない。清少納言の周辺の状況はそういう状況だったのだろう。
●この世界のさらにいくつもの片隅にが2019年に公開されたが(3年経ったが)動いている清少納言のカットを1カットも見ていない
●来年の新潟国際アニメーション映画祭に来ることが決まっている。そのときにはココまで出来たという報告ができたらと思う
●新作はすぐには出来ないです(笑
●2025年の公開を目指します。


トークショーは1時間半に及んだ終わった後、フォトセッションが行われイベントは終了した。
FUJIFILM X-T3 (46.3mm, f/5.6, 1/70 sec, ISO2500)

解散した後、予定になかった。サイン会が行われた。なんの告知もなく一度監督が控室に戻った後、いつの間にか戻ってきてサイン会がスタートした
トークショーが終わった後すぐに立ち去った人は行われたことすら分からなかったんでしょうね。
FUJIFILM X-T3 (21.4mm, f/5, 1/30 sec, ISO1250)
サイン会が始まった頃ボクは、まだ会場に居たので気づけたのでサイン会に参加させて頂きました。トークショーに参加する際に配布された冊子なんですが初期設定的な冊子ですね。
監督のこういうサービス精神がファンを増やす一因にもなっているんじゃないかと思います。ちょっとしたイベントにも出演してトークショーしたりね。あまり無理をなさらず新作を作って欲しいですね。
今回の作品を製作しているコントレールはホワイトなので土日休みだそうです。(トークショーで言ってました。ただ今日(日曜)も何人か仕事しているとも言ってました^^;)
次回作楽しみですね。

2023年3月17日から22日まで開催される第1回新潟国際アニメーション映画祭のイベントで18日に片渕須直監督の『この世界の(さらにいく...

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